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老後生活を左右する住宅ローン

各金融機関ではキャンペーン金利として特別に低い金利のローンを出しています。しかし、目先の返済額だけで気軽に住宅ローンを借りると老後生活まで狂わせてしまう結果になってしまいます。資金計画で大切なのは退職時のローン残高を把握することです。退職時に住宅ローンが残るようであれば、教育資金の準備の有無、途中の繰り上げ返済は可能か、退職金で返済できるのかなどの確認が必要です。

例えば、45歳の人が新築マンションを購入してから2500万円(固定金利3%元利均等返済)借りて、35年間このまま返済を続けると60歳時には1700万円以上ローンが残ることになります。もし毎回の返済額をぎりぎりに設定していたら、途中の教育費負担などで繰り上げ返済が困難になり、退職金で支払うか老後も返済を続けるかしなければなりません。年金生活の中で住宅ローン抱えていては、豊かな生活とはほど遠いものになってしまいます。

低金利や豪華なモデルルームに浮かれることなく、将来を見据えた資金計画を立てることが大切です。特に、不動産会社などの他人任せの資金計画は避けるようにしたいものです。

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