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老後準備はいつから始めればいいの?

老後の準備は早いうちから始めるものだと保険会社の人に言われて、年金保険を勧められています。本当のところ老後資金はいつから準備すればいいのでしょうか。

あまり若いときから老後資金準備を急ぐ必要はありません。本格的に準備するのは、教育費の支出が落ち着いたときからです。子どもがいれば教育資金の準備を優先すべきです。また、住宅ローン返済があれば、繰り上げ返済や返済額の増額などの見直しをして、少しでも早く返済を終わらせるか退職時の残債を減らすことです。住宅ローンを早く終わらせること、これが老後準備の第一歩となるのです。

老後資金準備を優先するあまり、教育資金や住宅資金不足になると、その分多く借入れをすることになるかもしれません。お金を借りると利息という莫大な負担をすることになります。老後資金準備は早い方がいいとは限らないのです。

老後資金はいくら必要?
老後の資金として3000万円必要とか、老後のゆとりある生活費は月額34.9万円(生命保険文化センター生活保障に関する2017年調査より)と聞くと、不安になってしまいますが、これはあくまでも机上の計算です。もっと現実の生活を考えるべきです。
最低日常生活費となると約22万円になっています。もし、年金の範囲内で生活できるのなら、まとまった資金がなかったとしても老後生活が成り立つことになります。

一人一人受取る年金額も違えば、必要とする生活費も異なるので、老後資金は一概にいくら必要とはいえません。公的年金の範囲内で生活できるのが理想ですが、もし不足するようならその分を貯えていくか、老後も働いて収入を得るなど考えておくことです。

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