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保険見直し度チェックの解説

こんなところに気をつけて見直してみましょう

1.入っている保険の内容を知らない

保険の説明を聞いてその時は分かったつもりでも、契約してからしばらく経つと「どんな内容の保険か分からない」ということも。もし、保障内容が過剰だったら保険料のムダ払いにもなります。被保険者ごとに保障内容のチェックを。

2.勧められるままの保険に入った

保障設計はセールスさん任せにはしないこと。いくなら払えるのかではなく、家族状況を考慮して自分に必要な保障はどのくらいなのかをしっかり考えて。また、「友達が保険のセールスになった」とか、職場によく来るセールスさんに「今月大変だから助けてお願い」と言われて仕方なく入ったなど、つきあい加入をしていると大切なお金を捨ててしまうことに。上手に断ることも大切です。つきあいもほどほどに…。

3.職場や労働組合のグループ保険に入っていない

グループ保険とは働く人の福利厚生を目的とした「職域保険」です。営利目的じゃないから保険料はとっても安いのです。勤務先や労働組合にグループ保険があるかどうか確認していますか?募集時期が限られていることがあるので見逃さないように。

4.月2万円以上の保険料を支払っている

養老保険などの貯蓄性保険、多額の死亡保障の保険、特約てんこ盛りの保険に入っていると毎月の保険料の支払いは大きくなります。その結果、家計が赤字続きになっていたら大変。死亡や入院といった保障は掛け捨てで考えましょう。

5.教育資金は学資保険で準備している

子ども保険は父親に万一のことがあると掛け金免除になり、育英年金が付いていればそれも支払われます。父親の死亡保障を充分に備えているのなら子ども保険での教育資金準備は考えものです。最近の子ども保険は、予定利率も低く貯蓄性が低下しています。加入する前に、支払う保険料と受け取る金額の計算を。

6.保険に特約がいろいろ付いている

生活習慣病、がん、先進医療、介護、通院、特定損傷、難病、女性疾病……。特約は主契約にオプションとして付けることができるものですが、その特約一つ一つの必要性をしっかり考えてみましょう。

7.途中で祝い金がもらえる

「途中で何回かお金がもらえる」となれば掛け捨てではないと思うのでしょうが、ほとんどは受け取る祝い金よりもその分を多く支払う仕組みになっているのです。祝い金を付けたばっかりにさらに損することも…。

8.変額タイプの終身保険や年金保険に入っている

変額タイプの保険は、株式や債券などで運用しているため、その運用実績によって死亡保険金(最低保証あり)や解約返戻金、満期保険金、年金商品では年金額が増減します。運用環境の良いときが続くと大変お得ですが、そうでないときは思わぬ損失を被ってしまいます。変額タイプの保険は「投資」だと考えて、控えめにしておくのが賢明です。

9.アカウント型保険に入っている

アカウント型保険の保険料は、「アカウント(積立て)部分」と「保障部分」に分けられます。積立てたお金は、自由に取り崩して使ったり、保障を大きくする際の保険料に充てることができます。ただし、積立金がそれなりに貯まっていなければなりません。実際に積立て部分にいくら保険料が充てられるのかしっかり確認しましょう。

10.介護状態、脳卒中、心筋梗塞を保障する保険に入っている

どんな状態になったら保険金が支払われるのか約款などで確認しましょう。例えば、特定疾病保障保険の場合、「脳卒中と診断されたらン百万円支払われる」とパンフレットなどに記載されていますが、実際には「脳卒中と診断されてから所定の後遺障害が60日以上継続している状態になると診断給付金が支払われる」となっています。つまり相当重い後遺障害が続いた状態じゃないと保険金が支払われないのです(過信は禁物です)。

11.更新時には保険料が大幅にアップする

加入から10年(または15年)ごとに更新される保険は、更新時の年齢で保険料が再計算されるので保険料がアップしていきます。保障が大き過ぎるなら保障の減額などの見直しを考えましょう。

12.独身者や子どもに多額の死亡保険をかけている

生活を支えている大黒柱(主に夫)には大きな死亡保障が必要。でも、子どもや奥さんにまでン百万円もの死亡保障は必要ないはず。もちろん独身者も同じ(まさか死んで親孝行するつもりじゃないでしょうね?)

13.入院保障は日額1万円以上ある

病気やけがで医療費が多額にかかっても、そのほとんどが健康保険から高額療養費として後に還付されます。あまり入院保障が大きすぎると、“入院太り”してしまいますよ(入院や手術給付金などを受け取って“元を取れる”のは、ごくわずかな人だけ)。ただし、入院することによって収入が激減するような職業の人(かつ貯蓄も乏しい人)は、ある程度の入院保障は必要。

14.がん保険に2口以上入っている

がんの治療も健康保険の対象になり、健康保険から高額療養費として後に還付されます。ガンの保障だけを特に大きくする必要はありません。入るなら一口でも十分。

15.保険の転換(下取り)を繰り返している

生命保険に加入して何年かたつと、「現在の保険を下取りして新しい保険に切り替えましょう」と「転換」を勧められることあります。「保険料を上げずに保障は充実」といったことが強調されて、肝心の契約者にとって不利になるところの説明が分かり難いことも(ウマイ話は、「百害あって一利なし」と考えた方がよい)。転換以外の見直し方法はたくさんありますよ!

「転換契約」する前のチェック
・予定利率が極端に低くなっていないか?
・転換価格(積立金や配当金)がどこに充当されているのか?
・主契約がどのように変わるのか?
・特約の内容がどのように変わるのか?
・保険料払込満了年齢が引き上げられていないか?
・保険料が割高になっていないか?
・転換後の更新時の保険料が高くなっていないか?
・転換以外の見直しを十分に検討したか?
・転換のメリットばかり説明されていないか?
・契約を急かされていないか?

16.夫の死亡保障が5000万円以上ある

大きな死亡保障の保険に入っている人は、保障を減らす不安を訴えることがあります。ところが、公的な遺族年金を知ると多額な死亡保障が必要ないことが分かります。

自営業などで国民年金に加入している父親が幼い子どもを残して死亡すると、遺族基礎年金が支給されます。年金額は子どもの年齢などによって変化していきます。厚生年金加入のサラリーマンの場合は、この遺族基礎年金に遺族厚生年金が加えられます。例えば、二人の幼い子どもがいる場合では、月額にすると約13~15万円程度(標準報酬による)の遺族年金が支給されることになります。この遺族年金だけでは不足する生活費や教育資金などを、死亡保障として確保すればいいのです。また、マイホームを持って住宅ローンを借りるとほとんどの人が、ローン借入者が死亡(高度障害)したときに、残債が一括返済される団信保険に加入します。ローン残高と同じ額の死亡保険に加入していることになるので、マイホームを持ったら高すぎる死亡保障の見直しが必要です。サラリーマンで子ども二人の場合、死亡保障3000~3500万円でも充分といえます。

いつまでも高い死亡保障を続けるのではなく、子どもの成長やマイホーム購入などに合わせて減らしていくと家計の負担も軽くなります。

17.掛け捨ての保険は損だと思う

「満期にお金がもらえる方がいい」「解約返戻金が貯まる方がいい」などと養老保険や終身保険を選択すると高い保険料を支払うハメに…。その負担で続けられなくなることもあります。子育て期など大きな死亡保障を必要とする時期は、定期保険などの掛け捨てタイプで備えると保険料が安くすみます。

18.年金や健康保険などの社会保障制度の内容を知らない

死亡した場合は「遺族年金」、障害状態になったら「障害年金」、医療費が多額にかかったら「高額療養費」、サラリーマンが傷病で休んで収入減になったら「傷病手当金」…。このような年金や健康保険などの社会保障制度をしっかりと理解しておくことが大切です。

19.持病があっても契約できる無選択型保険に入っている

既往症があっても加入できるという無選択タイプの保険は、保険料が割高に設定されています(保険料の安いものは保障内容が小さい)。また、加入前にかかっていた病気で入院した場合には、入院給付金が支払われないなどの制限が設けられているのが一般的です。入院リスクの高い既往症のある人に、そう簡単に保険金を支払うはずがないのです。

20.保険料の支払いを負担に感じている

家計の負担になるほど保険料を支払うなんて…。そんな状態ならすぐに内容の見直しを実行しましょう。保険の解約は保障がある分、支払った額が戻らないこともあり、損得でいうと損です。でも、そもそもムダな保険に入っているのなら思い切って解約するか払済にしてもいいはず。家計を圧迫するようでは問題です。


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