マイホーム資金計画チェック解説
どうでしたか? こんなところに気をつけて!
1. 資金計画を他人任せにしていませんか
ハウスメーカーや不動産会社の人に資金計画を任せないこと。これからずっと支払うのは自分なんですから。
2. 昨年の税込み年収を知っていますか
住宅ローンを借りるときの基準になるのは年収です。サラリーマンなら源泉徴収票で確認を。
3. 家計支出に無駄なものはありませんか
住宅ローンという大きな返済をしていくために、現在の家計支出で節約できそうなものは見直しておきましょう。生命保険、通信費、車、趣味・習い事・・・
4. クレジットやローンなどの借金整理を考えていますか
マイホームを持つ前に細かな借金はきれいにしておきましょう。借金は住宅ローンだけに。
5. マイカーの買い替え時期を考えていますか
マイカーの買い替え資金がないとまたローンを借りることになってしまいます。その他に車検費用や税金などの準備も忘れずに。
6. 教育資金の準備は進んでいますか
ぎりぎりの資金計画でマイホームを持つと教育資金を貯められないことも。子どもはしっかり成長します。高校三年生になるまでには300万円くらい目指して。
7. 教育資金をマイホーム資金として崩そうとしていませんか
教育資金をマイホームの頭金にあてるのはタブー。子どもの教育よりマイホームを優先するつもり?
8. 諸費用は現金で準備できますか
ローンを借りるための費用(保証料など)や登記費用は、原則、現金で支払わなければなりません。諸費用は物件価格の5~8%くらい。中古住宅購入なら仲介手数料もかかります。
9. 取得できる住宅価格の限度を考えていますか
自分の年齢や年収をよーく考えて。特に定年退職時のローン残債はしっかり確認しましょう。見栄は禁物。
10. 住宅取得後の支出を考えていますか
マイホームを持つと毎年固定資産税と都市計画税がかかります。マンションなら修繕積立金・管理費・駐車場使用料も。
11. 転勤(単身赴任)など将来の家族状況を想定していますか
ぎりぎりの返済計画では、単身赴任や子どもの進学などで家計が赤字状態になることも考えられます。余裕をもった資金計画を。
12. 共働きの収入で住宅ローン返済を考えていませんか
夫婦二人の収入で多額のローンを借りる場合は、共働きを続ける前提で返済していくことになります。今後、「出産を機に退職するかもしれない」「産休・育休中の収入減が心配」などの場合は、借り過ぎに注意しましょう。
13. 勤務先の住宅手当を確認しましたか
借家住まいのときはたっぷり手当てがあっても持ち家になると減らされることがあります。今から確認しておきましょう。
14. 年間返済額は世帯年収の18~20%が目安
世帯年収に対してのローン返済割合が30%だったら「とても苦しい」、25%なら「けっこう苦しい」、20%なら「まあまあ」といった感じです。とはいえ、返済額が少ないと家計は楽ですが、ムダに長い返済期間となるため利息の負担だけではなく、退職時残債も多くなってしまいます。
15. 3000万円以上の借入になりませんか
ごく普通の庶民なら3000万円を超えるような住宅ローンは相当重いはずです。豪華なモデルルームに舞い上がっていませんか?
16. 返済途中での住宅ローンの見直しを考えていますか
最初に決めた返済期間が長かったら途中で繰上げ返済や返済期間の短縮(返済額の増額)などで短くすることができます。
17. 退職後も住宅ローン返済が続きませんか
定年退職後の収入が激減する再雇用期間や年金生活になっても住宅ローン返済が続けるとなると、それなりの収入がない限り厳しい生活になるおそれがあります。定年退職時には完済できるか確認しておきましょう。また、いくつまで働けるのかしっかり考えて資金計画を立てるようにしましょう。
18. 退職時の残債は退職金で返せる金額ですか
退職金はいくらもらえますか?退職時に住宅ローンは完済できますか?老後にローンは残さないように・・・。
19. 団信保険に加入できる健康体ですか
住宅ローンを借りるときに団信保険に加入しておけば万一のときに遺族に借金が残りません。マイホームを持つなら団信保険に加入できる健康なときに。
20. 加入している生命保険の見直しを考えていますか
住宅ローンの団信保険も大きな生命保険です。マイホームを持ったらすでに入っている生命保険の死亡保障額の見直しをしましょう。