入院保障はいくらあればいいの?
病気などの入院の保障ってどのくらい入っておけばいいのでしょう?
入院の保障を考えるときには、健康保険の給付内容を理解しておく必要があります。入院や手術で多額の医療費がかかったときに、自己負担限度額(所得区分一般の人は80,100円)を超えた分は一定の計算のもと加入している健康保険から高額療養費が戻されることになっています。
例えば、1カ月の健康保険対象の自己負担が30万円だった場合には、高額療養費として戻ってくるのは約21万円(70歳未満・所得区分一般の人)。これに入院時の食事代などの負担を入れても、実質の負担は10~12万円程度になります。この実質負担分を預貯金や保険で備えればいいのです。
医療保険には、一生涯保障の終身型、十年ごとなどに更新される更新型、共済商品にある年齢に関係なく掛金一律のものなどさまざまな種類があります。終身型のように保障期間が長いほど保険料が高くなります。入院などの医療保障をどのくらいにするのかは、働けなくなって収入が減る分と医療費負担額などから考えるようにしましょう。