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ライフサイクルと貯蓄プラン

1. 結婚したばかりの若いカップル

子どもが生まれるまでに貯蓄できる家計作りを目指しましょう。まずは手取りに対する最低必要な生活費をチェックして、その差額を貯蓄へ。もし余裕があるのなら、金融商品のすべてを元本保証にこだわる必要はありません。多少は投資型の金融商品も上手に組み合わせてみるのも可。

2.子育て真っ最中の家庭

この時期はやっぱり教育資金作りが欠かせません。サラリーマンなら天引きの財形貯蓄もお勧め。途中で違った目的に崩すことなくしっかりと続けることが大切です。子ども保険で貯めるなら支払う額と受け取る額の確認を忘れずに。また、マイカー資金の準備も計画的にしておきたいもの。ローンを引きずっているようでは効率的な貯蓄もできません。

3.そろそろ老後を考えている家庭

教育費の支出にめどがついたり、住宅ローン返済が終わっていれば本格的に老後資金準備のスタートを考えましょう。余裕があるのならお金の一部だけなら投資型の金融商品で運用してもいいのですが、少なくとも7割以上は確実な金融商品で運用するのが安心です。でも、「分からない」「理解できない」金融商品への投資は避けたいものです。

それでは、それぞれの目的に合った貯蓄計画のポイントを・・・ 貯蓄プランの5つのポイント

1. 教育資金は子どもが18歳までに少なくとも300万円を目標に

 教育資金準備は赤ちゃんが生まれたらすぐに始めたいもの。私立大学4年分の費用は約400万円。児童手当を使わずに貯めると約200万円になります。これに加えて高校三年生までに毎月1万円ずつ積み立てると400万円が達成できるでしょう。全額は無理でもしかり貯めておかないと、その時に大変苦しい思いをするかもしれません。

2. マイホーム資金は物件価格の20%を目標に

割安な物件なら問題ないのですが、頭金が足りないとその分住宅ローンの借り入れが多くなってしまいます。いくら金利が低くてもその利息負担は莫大なものになります。マイホームを持とうと決めたら毎年の貯蓄目標額を決めてがっちり貯めましょう。

3. 住宅ローン返済中は老後資金準備をあせらない

住宅ローンの利息の節約を考えると、老後のための貯蓄を中断してローン返済に充てた方が得なこともあります。預貯金で得る利息よりローンで支払う利息の方がケタ違いに大きいからです。住宅ローンを一年でも早く終わらせることが老後の準備につながるのです。

4. 毎月の手取りで生活、ボーナスは臨時出費と貯蓄にする

生活は毎月の手取りの範囲内でやり繰りするのが理想。ボーナスは貯蓄に回したり普段の生活費以外の支出に備えておきましょう。不景気のときに真っ先に削られるのはボーナスです。毎月の赤字をボーナスで穴埋めしているといつまでたってもお金は貯まりません。

5. 天引き貯蓄の活用を

「天引きに優るものなし」と言われるように、強制的に貯蓄すると黙ってても貯まるものです。サラリーマンなら財形貯蓄です。財形貯蓄を利用できない人は、自動振替を利用してすぐにお金を移動してしまいましょう。最初からないものと思って手取りで生活する習慣をつけることです。

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